TENDER Co. テンダー

TENDER Co.

Designer:William Kroll(ウイリアム・クロール)

「EURO EVISU」(エヴィス・ジーンズのヨーロッパ部門)にてデザイナーをしていました。
Savile Row(サヴィルロウ)でもテーラーリングの技術を学んだこともあります。
さらにデニムを極める為、デニムの聖地と言われる岡山県は倉敷市児島で、デニムの生産も学びました。
現在は、イギリスのセントマーチン(University of the Arts London Central Saint Martins College of Art and Design)において、デニムの講師を勤めています。
TENDER Co.の服は、アンティークのワークウェアや機械特にイギリスの蒸気機関車時代のものがルーツになっています。
テンダーとは、蒸気機関車において、石炭や水を積んだトラックのことで、機関車と車両を繋ぐ車両のことを言います。
イギリスを縦横無尽に走り回るための十分な燃料を積まないといけない為、よく鍛えられた鉄によって、あり得ない程頑丈に作られていました。
そして、TENDER Co.の服には、それらを研究しデザインし、製造から着るところに至るまで、頑強さといったテンダーの要素が落としこまれています。
機関車のテンダーのように丈夫で、常に身に付けハードに使ってほしいアイテムですが、そのアイテムが内包する歴史や物語をリスペクトしてほしいという願いもあります。
ただ、単に古い服をデザインソースにしたレプリカブランドではありません。
例えば、なぜヴィンテージ服が珍重されるのか、その製品の裏に隠れた重要な背景を表現しています。
ほぼ全てのヴィンテージワークウェアに、また長い間提供され愛されたのはジーンズです。
ジーンズの原点は、19世紀半ばのサンフランシスコ北部の金探鉱で、ハードワークに耐えられるようにテントのキャンバスから造られたのが始まり。
ですが、デニムの歴史家によると、これはほとんど作り話なんだそうです。
私たちが認識しているデニムの歴史は、リーバイスを筆頭に様々な企業が、ハードワークにも使える着心地の良いオーバーオールの必要性を、アメリカ製の金鉱労働者に植え付ける為の宣伝文句に過ぎません。
当時の広告を見ると、ネバダ州の金鉱労働者には「銀の岩と、金のヒモ、銅の山」が送られると約束されていました。
ですが、まさかそんなことあるはずありません。
Tenderは、そのような既成概念に対抗し、また新たにデニムの歴史に書き加えられるブランドです。